キトダ工務は京都が地元です。そのため、京都の家で感じる独特な「困ったポイント」を体感していると思っています。
例えば今回お話するのは、長年京都にお住まいの方なら「そうそう!」と同意いただけるのではないでしょうか。
まず、誰が何と言おうと京都の冬は「底冷え」と称されるほど芯から冷え込み、夏は盆地特有の湿気を帯びた酷暑が襲います。そんな京都ですが、古い戸建てでは「吹き抜け」があるお住まいが多い。吹き抜けは開放感こそ素晴らしいものの、近年の異常気象では体調や家計に大きな負担となっているはずです。
古い家の「吹き抜け」が抱えるデメリット
昔の家づくりにおいて、吹き抜けは「明るさ」や「家族の気配」を感じるための素敵な空間でした。しかし、住宅性能の観点からは以下のようなデメリットが顕著になります。
コールドドラフト現象
冬場、窓際で冷やされた空気が重くなり、吹き抜けを通じて1階へ一気に流れ込みます。これが足元の冷えの原因になりやすいです。
暖気の逃げ場
せっかく暖房で温めた空気ですが、すべて天井付近へ溜まり、人がいる床付近はいつまでも暖まりません。
夏場の「温室状態」
高い位置にある窓から強い日差しが入り込み、冷房効率が著しく低下。電気代ばかりが高騰し、熱中症のリスクも高まります。
特に、ここ最近の「酷暑」では厳しいです。
改善リフォームの「狙い目」ポイント
吹き抜けの開放感を維持しつつ、快適性を上げるためのリフォームポイントは主に次の4つです。
天井に「シーリングファン」を設置・交換
リフォーム工事というのではなく、空気の循環を促すシーリングファンを取り付けることから検討してみてください。
確かに古いタイプのシーリングファンはモーター音が大きく風量調節が細かくできないことがありましたが、最近の新しいものは静音・高効率モデルが出ています。
また、古いシーリングファンを既に設置されている方は、最新型への交換もおすすめです。
壁や天井の「断熱強化」
まずは外気と触れる「壁」「天井」の断熱強化を検討しましょう。そのためには、現状がどうなっているのか、信頼できる工務店さんへ「住宅診断」を依頼してください。
窓の「断熱強化」
壁や天井の断熱が「OK」であれば、次に吹き抜けの寒さ・暑さの最大の原因は「窓」ということになります。
内窓(二重サッシ)の設置:今ある窓の内側にもう一枚窓を付けます。
断熱スクリーン・ハニカムシェード:窓からの熱の出入りを物理的に遮断します。
京都の気候を考えると、「内窓」をおすすめします。
吹き抜けを「塞ぐ・仕切る」
究極の対策は、吹き抜けの一部に床を増設して部屋にする、透明なパネルや電動スクリーンで上下階を仕切ることです。これにより、空調面積を劇的に減らすことができます。
リフォームで得られるメリット
リフォームを行うことで、暮らしやすさは劇的に変わります。
光熱費の削減
冷暖房効率が上がるため、毎月の電気代を抑えられます。
これ、物価やエネルギー費用が上がり続けていることを考えると、手に入れておきたいメリットです。
健康寿命の延伸
家の中の温度差(ヒートショック)が減ることで、血圧の安定や睡眠の質向上に繋がります。
なんだかんだ言っても「健康であること」が一番です。
住空間の有効活用
お家の作りに左右されますが、吹き抜けを床にリフォームできれば、収納スペースを増やすことも可能です。
京都で「安心できるリフォーム工事」を依頼際のポイント
京都の古い戸建て(特に町家造りや築年数の経った家)は、構造が複雑で現代の家とは勝手が違います。依頼先を選ぶ際は以下の3点をチェックしてください。
「断熱」の知識と実績があるか
単に「塞ぐ」だけでなく、家全体の空気の流れを理解し、適切な断熱材やサッシを提案できる工務店を選びましょう。
キトダ工務の場合、自分達が「仮社屋」で断熱材のある・なしの経験をしていますから、知識や理屈だけではなく実体験としての「つらさ」を知った上で提案できます。
京都の気候を熟知しているか
「夏の蒸し暑さ」と「冬の底冷え」の両方を解決した実績がある、地域密着型の職人・工務店が安心です。
補助金制度の活用提案
現在、国や京都府では省エネリフォームに対する補助金制度が充実しています。これらを熟知し、申請をサポートしてくれる担当者かどうかは大きな判断基準になります。
さいごに
京都の厳しい夏と冬を乗り切るためには、我慢ではなく「住まいのアップデート」が必要です。吹き抜けの良さを活かしつつ、最新のリフォーム技術で快適な暮らしを手に入れましょう。
まずは、地域に根付いた工務店に「冬の寒さと夏の電気代」について相談してみることから始めてみませんか?
キトダ工務は、職人が集まった営業が居ない工務店です。営業トークは上手ではありませんが、職人の経験と技術から誠実なご提案を行っています。
「これから考えたい」という方も遠慮なくご相談ください。
