リフォームやリノベーションを進めたい。でも、、、「いったい費用はいくらかかるの?」という不安。常にあると思います。
そこで今回は、職人が相談からお見積り、施工まで行っているキトダ工務が、追加費用が発生しやすい工事と、予算オーバーにならないためのポイントをお話していきます。
特にこの2点は、みなさん気になることだと思いますので、お時間が許す限り読み進めてください。
- 見積もり後に追加費用が発生するケースは少なくない
- なぜリフォームでは追加費用が起こるのか
リフォームで追加費用が発生しやすい理由
リフォームやリノベーションは、「今あるお家」を元にして修繕や改善していきます。一般的には、住宅の外観や内観、間取りや住宅の工法などを見ていくと、おおよそ「どんな風に作られているのか」、職人ですと想像できます。
しかし、ここからが困ったところでして、住宅というのは全部のお家が「全く同じ作り」ではありません。そのため、少しずつ違っています。で、この「少しずつ違っている」ことから、想像しきれないような作りが隠れていることがあります。
そのため、
- 建物の中を解体するまで分からないことがある
- 築年数が古いほど想定外が見つかりやすい
- 図面と現状が違うケースも多い
こういう現実に「工事が始まってから」直面します。すると、想定外の工事が必要となり「追加費用」が発生しやすくなります。
最近の新しい住宅は、こうしたケースは多くありませんが、築年数が20年以上のお家の場合、想定外や図面と違うというケースは比較的ありがちです。
追加費用が発生しやすい工事① 構造部分の補強工事
外観や室内の状態だけでは見えないのが、住宅を支えている構造部分です。構造部分は、意図的に検査をしないと普段の生活だけでは、どんな状態になっているのか、お住いの方もわからない部分です。
構造部分に多い「補修工事」ですが、次の3つが代表的です。
- 柱や梁の腐食
- シロアリ被害
- 耐震補強の必要性が判明するケース
「外からは見えない」というのが判断を難しくしているため、リフォーム工事のときでも、工事を進める中で発見され「追加費用」が発生するケースが多いです。
追加費用が発生しやすい工事② 水回りの配管工事
キッチンの入れ替えなどで追加費用が発生することは、ほとんどありません。
しかし、水回りの配管となると先ほどの話と同じく「外からは見えない」ため、どうしても工事を進める中で補修工事の必要性が出てきて「追加費用」が必要になるケースがあります。
築30年を迎えるくらいのお家に多い原因が、次の3つです。
- 給水管・排水管の劣化
- 水漏れやサビが見つかるケース
- 配管ルート変更が必要になる場合
劣化やサビですが、これは意図的に住宅診断などを行わないかぎり、前もってわかりません。そのため工事がスタートしてから発見されることが多いです。私たちとしては、築年数などをお聞きしたときに「そろそろかな?」と感じたら、ご相談やお見積のときにお話させていただくようにしています。
配管ルートの変更が必要になることも稀にあります。これは図面と実際が違っている場合です。または、図面が無い状態で工事をスタートした場合です。
経験のある職人ですと、お家の作りと間取りで「ある程度は配管ルートが予想できる」のですが、実際に工事をすると「なぜ、こうした?」というような、思ってもいなかったルートで配管が通っていることもあります。こういったイレギュラーな場合、本当に申し訳ないのですが「追加費用」が必要になってしまいます。
追加費用が発生しやすい工事③ 電気工事
電気工事で追加費用が発生しやすいのが、工事を進める中で次の3つが必要になったときです。
- 分電盤の交換
- コンセント増設
- エアコン専用回路の新設
電気関係は、見た目よりも工事が難しいのと、安全性を高めた作業が必要になります。可能な限り、相談されるときや見積依頼されるときに工事依頼の項目としてお伝えいただくのが一番です。
追加費用が発生しやすい工事④ 断熱・気密工事
古いお家の場合、断熱材が入っていない部屋があったりします。
いつも使っている部屋は入っているのですが、あまり使わない部屋には入っていない。でも今回、リフォームしたいのは「使っていなかった部屋」。
こういうケース、工事を進めると「壁や天井に入ってないです」ということが発覚し、追加費用が発生します。
- 壁を開けたら断熱材が入っていなかった
- 想定以上の断熱改修が必要になるケース
リフォーム工事の前段階で調査出来ていると、高い確率で「前もってお見積もりに含める」ことができるのですが、調査していないと「開けてビックリ」ということになります。
追加費用が発生しやすい工事⑤ 間取り変更を伴うリノベーション
間取り変更の場合、こんなケースが発生することで、追加費用が必要になります。
- 撤去できない壁が見つかる
- 補強工事が必要になる
- 設備移設費用が増えるケース
図面からわからなかった場合。図面と違っていた場合。壁や柱を撤去することで、別の部屋の補強が必要なることがあります。
また、水回りの配管ルートによっては、設備を移設しないといけなくなり、予想していなかった費用が必要になることもあります。
追加費用をできるだけ防ぐ方法
少し手間だと感じられるかもしれませんが、次の3点を行っていただくだけで、追加費用をできるだけ防ぐことができます。
- 現地調査を丁寧に行う会社を選ぶ
- 築年数に応じた予備予算を確保する
- 見積書の「含まれる工事」「含まれない工事」を確認する
3つの中でも特に大切なのが「現地調査」です。さらに申し上げるなら現地調査をする人が「職人」であるかどうかです。実際に建物を設計する人や建てる人でないと、ちょっとした図面と実際との不一致から疑問が出てきません。疑問が出てこないと「もう少し細かく調べてみよう」という行動へ繋がりません。
「たぶん大丈夫」ではなく「ホント?」という視点を持って調査できるのかどうか。ここが大切です。
さいごに
リフォーム・リノベーションで追加費用が発生しやすい工事と、予算オーバーを防ぐためのポイントを経験からまとめました。
工務店からのアドバイスとしては、追加費用が発生すること自体が問題ではなく、事前に説明があり納得できるかどうかです。
事前説明と納得を両立させて、安心してリフォーム・リノベーションを進めるためには、何度も言いますが「現地調査」が本当に大切です。
間違っても、
- 現地調査はソコソコ。安いから選ぶ。
- 現地調査と言いながら家のまわりを歩いただけ。でも安いから選ぶ。
- 現地調査もなく、「今日中に契約してもらえると60%割引です」というから選ぶ。
こういうのは本気でおすすめしません。多くの場合「追加費用」の請求がやってくることを覚悟して契約していないと困ったことになります。というのも「安さ」だけを売りにしている業者の場合、追加費用で儲けようとしているからです。
「現地調査」を丁寧に行う工務店こそ、あなたが選ぶべき工務店です。
