リフォーム工事を検討されるとき、もっとも難しいのが「どこへ依頼するのか」だと思います。
これまでの経験から、あなたに合った安心できる依頼先の選び方をお話します。
何が一番重要なのか
リフォーム工事をするときですが、あなたにとって何が一番重要なのかをハッキリさせておきましょう。というのも、人によって重要なことが違うからです。
例えば、次のような重要なことがあります。
- 修繕さえできれば良いので、とにかく値段が最重要
- 工期が短いことが重要
- 費用や工期も気になるが重要なのは、きちんと修繕できること
- せっかくリフォームするなら、修繕プラス使い勝手の向上
どれが正解で、どれが間違い、ということはありません。重要なことは様々で良いのです。ただ、ここで間違えると
- 思っていた以上に過剰なリフォームになった
- 安かったけれど使い勝手がイマイチ
- 安いけれど工期が長かったので工事中の生活に疲れた
- 美しくなったけれど、使い勝手が変わらなかったので「普通に満足」どまり
こんな結果になってしまいます。せっかくお金と時間を使っているのに、ちょっともったいないですね。
安心してリフォームを進めるためのポイント
「一番重要」なことがハッキリすると、安心して依頼するところが選びやすくなります。先ほどの例を元に考えていきましょう。
- 修繕さえできれば良いので、とにかく値段が最重要

値段の安いところを選びたい場合、ネット使って複数社へ見積をお願いしましょう。5社くらいお願いすれば十分に比較検討できます。
普段の買い物のついでに、ホームセンターや大手家電量販店などを活用することもできます。 フリーペーパーの広告も参考にできます。
- 工期が短いことが重要

工事の内容によって工期は変化します。最近ですと資材の入荷状況によっても変化します。
そのため「工事計画」をきちんと出してくれる業者さんを選びましょう。
「だいたい〇月ごろから~」「だいたい5日くらいですかね~」というのではいけません。
- 費用や工期も気になるが重要なのは、きちんと修繕できること

技術力を優先しましょう。
営業活動よりも工事の技術に力を入れているところが安心できます。
- 営業マンが多い
- 広告を沢山出している(看板とかチラシとか、映画の合間のCMとか)
- 自社のショールームがある
どれも「費用」が掛かっています。ということは、これら営業活動に必要となっている費用をお客様の工事費用に含めていかないと赤字になってしまいます。
ということは、技術費用よりも営業費用が増えてしまいますので、費用と修繕内容のバランスが崩れてしまうことがあります。
- せっかくリフォームするなら、修繕プラス使い勝手の向上

技術力に「現場経験」がプラスされているところを選びましょう。
例えば、バリアフリーにしたい場合なら、工事をする業者さんが普段から「介護施設」などの修繕をやっているとか。
普段から現場で見てやっているからこそ、本当に使える提案ができるものです。
ほとんどの仕事に言えることですが、「知っている」ことは大切です。しかし、生活で使う部分に関しては「知っている」よりも「やっている」ことが大事。 いくら良い提案だったとしても、実際に人が使っているところを知らずして、本物の良い提案はできません。
依頼先を探すときの「もうひとつ」のポイント

インターネットが普及した時代ですから、どれも難しいことではありません。空き時間でササッと知ることができます。
- 口コミや評判
これまで工事を依頼された人の口コミや評判を探して見ましょう。または、実際に工事を依頼された知人がおられるのなら、お話を聞いてみましょう。
- 実績
15年以上前だと「知ることが難しい」情報でした。しかし、現在はホームページを持っている工務店さんやショップさんがほどんど。 きちんとしたところだと、必ずホームページに「施工事例」が掲載されています。施工事例を見ていくと、どういうリフォームが得意なのか、自分達のセンスに近いのかがわかります。
- 専門性
業者さんによって得意とする専門分野があります。これも「施工事例」を見ていくと、だいたいわかってきます。やはり得意な分野の仕事は多くなるので、必然的に施工事例も多めです。
- アフターフォロー
これはですね、判断が難しい部分です。依頼先の言っているアフターフォローを「信じる」しかありません。
どちらかというと「アフターフォロー」の内容よりも、依頼先の「人と成り」で判断するポイントです。
依頼先に確認したいこと
3つくらいに絞れたら、次のことを見積り依頼するときに確認しておきましょう。
- 住宅のバリアフリー化工事に対する補助金制度
- 耐震診断や改修工事に対する補助金制度
- その他、リフォームに関する補助金制度
補助金制度は自治体によって違いがありますので、どういった制度があるのか自治体窓口に確認してください。
その上で、依頼してみようと考えているところで、それら制度が使えるのかどうかをチェック。
また、各制度には「手続きの順序」というものがありますので、依頼先と相談しながら申請手続きを行ってください。 補助金制度を普段から扱っている依頼先ですと、どうすれば良いのか知っていますからアドバイスしてもらえます。
さいごに
住まいの工事って、依頼するのが難しいと思います。本当に信頼できるのかわからないという方も多いと思います。
そういうときは「営業」よりも「技術」に力を入れているところへ、まずは相談してみてほしいです。
工事は技術と経験です。口先だけの「知識」や「良い話」で、暮らしやすさは改善しません。
京都・滋賀・大阪近郊の方でしたら、営業マンがいない工務店「キトダ工務」へ、お問い合わせからご一報ください。 大工であるスタッフが、ご相談をお伺いさせていただき、もっとも良い提案をさせていただきます。
