50代女性にとって満足度の高いリフォームをするためには、大きくわけて3つのポイントがあります。
まずは3つのポイントから整理
- 快適な暮らしを手に入れたい
- 趣味や自分時間を充実させたい
- 将来のことを見据えておきたい
いかがでしょう。あなたにとっての優先順位は、どのような順番になるでしょうか?当然ですが、人によってまちまちですし、正解があるわけではありません。
ここで大切なのは、ご自身にとって「本当に重要なことはどれなのか」を見つけることです。
快適な暮らしを手に入れたい場合

普段の暮らしを今よりも快適にしたいのですから、目を向けるところはある程度決まってきます。
(1)水回りの改善
家に居ると毎日使うところですから、リフォームすることで快適な状態が手に入りやすくなります。例えば、
- キッチンを最新式に
- バスやトイレを美しく
- 水回りは掃除しやすく
- 省エネ性能を高める設備に
こういったことが考えられます。水回りに関してのアドバイスとしては、やはり「お掃除がしやすい」「汚れが付きにくい」のが一番。特に直接触れる設備では重要視してほしいところです。
(2)断熱・遮音性能の向上
窓や壁、天井などをリフォームすることで、光熱費を削減しつつ快適な空間に変化させることができます。
また、リフォームで使う材質によっては遮音性能を高めることができますので、外からの音、家の中から外へ漏れる音が気になる方にはおすすめです。音は眠っているときでも耳に届いていますからストレスは意外に強くなりがちです。音に関して困っておられるのならぜひ検討ください。
(3)バリアフリー化
「まだまだ必要はないだろう」と感じておられると思います。しかし「まだまだ大丈夫」なタイミングでバリアフリー化はしておきたいものです。というのも、大丈夫でなくなったときにバリアフリー化を考えても、他の生活のことに気を取られて後回しに。結果、暮らしづらいままガマンすることになります。
趣味や自分時間を充実させたい

趣味や自分の時間を充実させたい場合、実は次の順番に考えてもらうのがおすすめです。
(1)収納の見直し
まずは
- 必要なモノを残し
- 必要なモノがサッと収納でき
- さらにこれから必要になるものがスッキリと収納できる
こういう状態を作っておくことが大切。 見直していくことで収納空間が足りない場合は、まず収納の拡張を考えましょう。自分のまわりや部屋の中がモノで溢れかえっていては充実して楽しい時間を過ごすことは難しくなります。
(2)自分の場所を設置
自分だけの場所を設置しましょう。家族構成が変化したのなら、今は使っていないお部屋があると思いますので、リフォームして趣味の部屋にすることもできます。
また、昔は使っていたけれど最近は有効活用できていない「サンルーム」「テラス」などを、しっかりとしたお部屋にリフォームすることも可能です。
(3)音漏れと防音
自分の場所だからこそ、防音と音漏れをできるだけ防ぐリフォームにしておきたいものです。外から入ってくる音、お部屋の中から外へ漏れていく音。これらを気にしていては楽しむことができません。
特に音楽、楽器を趣味にされている方は、音が外へ漏れ出ていく部分を重視しておきましょう。
(4)高重量はチェック!
最近、自宅で筋トレをしている方が増えています。もし、筋トレをされるのなら、かなりの高重量になるアイテムを床に置いておくことになります。今のままではお家の床が耐えられない可能性もありますので、必ず業者さんにチェックしてもらってください。
将来のことを見据えておきたい

検討いただくポイントは次のとおりです。
(1)段差の解消
家の中はもとより、玄関アプローチや勝手口も検討する場所です。特に忘れやすいのが勝手口の段差。ここをリフォームすると普段ゴミ出しするとき負担が変わります。
(2)手すりの設置
玄関アプローチ、玄関、勝手口、廊下、階段、トイレと浴室。これらの場所は「転倒」が起きやすい場所。そのため、とっさにカラダを支えられる「手すり」があると大変安心です。
(3)廊下の幅をチェック
手すりを付けると廊下の幅が少し狭くなりますので、生活する上で不便にならないかチェックしておきましょう。
(4)床材の変更
好みもありますが、滑りづらい床材にリフォームしておくと安心です。
(5)車いすも考えて
将来、ご自宅で「車いすを使うかも?」と考えておられるのなら、
- ホームエレベーターの設置
- 広めの廊下やキッチン、トイレへ
まずはこの2つを検討してみてください。車いすで家の中を動くときの快適さが変わります。
(6)寝室の近くにトイレを増設
寝室の近くにトイレが無い場合、夜でもサッサッと行けるところへトイレを増設することをおすすめします。
トイレのガマンは、カラダにとって良いことではありません。
年齢と共にトイレは近くなりますし、ガマンすることで尿漏れを心配したり不安になったりしていては、ゆっくりと休むこともできませんから。
さいごに
リフォームをしようと思っても、何から始めれば良いのかわからないとおっしゃる方もおられます。漠然と「そろそろリフォームを」という人の方が多いのかもしれないです。でも、せっかくお金と時間を使うのですから、納得できて「リフォームして良かった!」と感じてもらいたいと思います。
今回お話しましたことを参考に、「自分にとっての優先順位はどうなのか」を見つけてください。
京都・滋賀・大阪近郊の方で、「自分では優先順位がわからなくなった」という方は、キトダ工務までご相談ください。
職人がこれまでの経験と技術から、手を入れるべきところ、後回しでも良いところを見極めてアドバイスやご提案をさせていただきます。
