ライフスタイルや家族構成の変化によって、暮らしの快適さは変わります。

今回ご紹介する室内リフォーム事例では、お部屋の間取りを変更することで、ゆったりとくつろげる空間をつくり、収納部分を増やしつつ、ごちゃごちゃしないような工夫を取り入れさせていただきました。

また、室内リフォームを行うと気になる「トイレ」ですが、こちらも「近くにあると安心」な洋式トイレとすることで暮らしの質が向上。

それでは室内リフォームの箇所を順番にご紹介していきます。

寝室

まずはリフォーム前の写真をご覧ください。

窓がひとつ分の縦長のお部屋でした。向かって右側の壁に沿ってベッド。窓側にテーブル兼小物棚。

一人で過ごすお部屋としては十分ではありますが、ライフスタイルの変化によって「もう少し広くくつろげる空間にしたい」と思われる方も多いはず。

今回の施主様も同じように感じられたので、間取りを変更して「広くゆったりくつろげる空間」にしました。で、リフォーム後のお部屋が下の写真です。

ご覧いただいたとおり「窓2つ分」のお部屋に拡張。ベッドの位置は同じですが、空間の余裕が全く違います。別の角度からもご覧ください。

余裕が生まれているため、時間がゆったりと過ぎていく。そんな雰囲気になりました。

床材もキレイになったので、お部屋の印象が一気に明るく。窓も2つ分ありますから、たっぷりとお部屋に光が入って気分も明るくなります。

窓に注目ください

快適にこちらのお部屋で過ごしていただける2つのポイントがあります。

(1)窓枠から交換

窓のサッシですが交換しない方も多いはず。雨漏りとか激しい劣化とかがないと交換しようとは思いませんよね。でも、家の外と内側で発生しやすい

  • 気温変化
  • 音の問題

こうした部分のトラブル原因となるのが窓枠なんです。ということで今回は窓枠から交換することで、かなり快適な空間を作ることができました。

(2)すりガラス

すりガラスにすることで、柔らかな光を取り入れやすくなりました。透明のガラスだと景色が見えるので良いのですが、お隣さんと目が合ってしまうことも。

また、見たくないのに見えてしまうこともあります。そうなるとせっかく透明のガラスにしたのに、、、いつもカーテンを引いたまま。これだと光が入ってきません。

住宅事情もありますので、一概に「すりガラスが良いです」とは言えないのですが、お隣さんや近隣の方との距離感を考えると今回は「すりガラス」がとても良い選択だったと思います。 また、リフォーム前もすりガラスなのですが、リフォーム後のすりガラスは陰影を変えました。ぼんやりと外の景色が見えるだけで、安心感や楽しさも変わります。窓ガラスを選ぶ時は、こういったことも考えて選んでもらうと快適さが変わります。

細かなことですが「コンセント」にも注目

リフォーム前は、床に近い位置にありました。これだと抜き差しがしづらいことが多いんです。今回リフォームすることで左横の窓の下にコンセントを移動。

このくらいの位置にあった方が、掃除機や扇風機はもちろん、現在ならスマートフォンやパソコンなどの電源供給用アダプターも抜き差ししやすいです。

ちょっとしたことなのですが、昔よりもコンセントを使うアイテムが家の中で増えていますので、リフォームするときは

  • コンセントの位置(高さも)
  • コンセントの数

この2つを忘れずに検討に入れておきましょう。

さらに最近普及している「お掃除ロボット」のことを考えると、お掃除ロボットがお掃除中にぶつからない位置へコンセントをつくった方が断然良いです。意外と力強くガンガンぶつかりますから。

収納のリフォーム

リフォーム前の写真をご覧ください。

窓があるため明るいのですが、収納スペースは少ないのです。そのため、本来ですとここに入れておきたいモノが他の部屋を占有。昭和のお家に多い「困ったなぁ」という状態だと思います。

そこで今回は収納リフォームを一緒に行いました。リフォーム後の写真をご覧ください。

窓を無くし収納スペースの天井に照明を設置。お部屋に入る時だけ明るかったら問題ありませんからね。さらに「外からの光が入らない→紫外線カット→モノの紫外線劣化が低い」という状態も作れます。

こういったリフォームをすることで、収納に使える部分がアップ。ということは、写真をご覧のようにリフォーム前には入っていなかったモノを収めることができました。

床材もキレイで明るいものにリフォームしたことで、照明があれば床に置いているモノも探しやすくなっています。

このリフォーム、他の箇所と比べると地味ですが、他のお部屋を広く使えるようになりますのでおすすめです。

トイレもリフォーム

「トイレまで遠い」と感じておられる方もいらっしゃると思います。施主様も同じように感じておられました。トイレの問題って「ガマン」することでしか回避できません。でも、トイレをガマンするのはカラダに良いことは「なにひとつ」ありません。

また、昨今のような猛暑が続く時期ですと

こんな発想になりがち。でも実践すると水分が足りないので熱中症になるリスクが高くなります。

そこで今回のリフォームでは、お部屋のすぐそばにトイレを設置。

まずはリフォーム前の写真をどうぞ。

布団などを収納する襖の押入れです。ここをリフォームして洋式トイレに変更。リフォーム後の写真がこちらです。

襖と押入れが無くなり、引き戸と壁になりました。そして、この引き戸を開けると

こんな風になっています。引き戸も気密性のあるトイレ用のものなので、臭いも気になりません。お部屋にポータブルトイレを設置するよりお掃除も楽ですし衛生的です。

トイレ内の広さも十分。立ったり座ったりするときに不安がある方は、向かって左側の壁に手すりを設けることもできます。

さいごに

今回ご紹介いたしました事例ですが、お家全体の雰囲気は「昭和に多かったお家」です。どうしても昭和のお家は収納が小さかったり、一部屋の面積が小さかったりすることが多いものです。

ライフスタイルや家族構成の変化に応じて、今回ご紹介した事例のようなリフォームをすることで、

  • お部屋を広くゆったり過ごせる空間に
  • 少なかった収納を増やして他の部屋を広く使えるように
  • トイレを増設して「ガマン」しないカラダにやさしいお家に

これまでよりも住み心地を高めることができます。

「昭和のお家をリフォームしたい」と考えておられる京都・大阪・滋賀近郊の方で、

・どこから手を付ければいいのか

・どこをリフォームすれば快適になるのか

・どういったリフォームができるのか

などなど、検討されている方は営業マンがいない職人の工務店「キトダ工務」までご相談ください。